耳鼻咽喉科 あらいクリニック 尼崎市

顔面神経麻痺の治療

顔面神経麻痺の治療について

当院では、特殊外来として顔面神経外来を設けております。

顔面神経麻痺は誰しもがかかる病気ではなく、患者さんは必ずしも多くありません。周りに同じ病気を経験した人がいないことから不安を感じ、外見上の症状を伴い強いストレスを感じられる患者さんが多くおられます。

この病気は早期に薬物療法を開始すれば、改善する可能性も高くなります。お一人で悩み続けず、顔面神経麻痺の治療経験のある医師に診察してもらうことが大切です。

当院では、関西医科大学病院で顔面神経麻痺の治療を担当していた経験を生かし、以下でご紹介させて頂く「ボトックス治療」とともに積極的に取り組んでいます(正しい治療を行うため、適用には可否があります)。症状によって手術が必要な場合は、関連する医療機関への紹介も行っております。

この病気でお悩みの方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。


ボトックス(A型ボツリヌス毒素製剤)を用いた治療

ボトックスを用いた顔面神経麻痺の治療

当院では、眼瞼(がんけん)けいれん、片側顔面(へんそくがんめん)けいれん、顔面神経麻痺の後遺症(病的共同運動)の治療に『ボトックス注射』を行っています。

ボトックス注射は、短時間で行える治療であり、外見への負担がほとんどありません。

この治療法は、緊張している筋肉に緊張をやわらげるお薬であるボトックスを注射することで、けいれんや収縮の原因になっている神経の働きを抑え、緊張しすぎている筋肉を緩めるものです。

この治療法は世界75か国以上で認可され、広く用いられています。日本では現在、眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頸(けいせいしゃけい)の3つの病気で保険適用が認められています。また、眼瞼けいれん・片側顔面けいれんにおいては、ボトックス治療を受けた約80%の患者さんの症状が改善しています。

お薬の効果はおよそ3〜4ヶ月間です。効果の期間には個人差もありますので、症状を見ながら治療を行います。また、症状によっては内服薬との併用、手術を必要とする場合があります。手術等に関しては、連携する医療機関への紹介を行っています。


※ 当院では、ボトックス注射による自由診療は扱っておりません。

眼瞼(がんけん)けいれんとは?

眼瞼けいれんとは、自分の意思に関係なく、
両目のまわりの筋肉が勝手にけいれんし、目が開けにくくなる病気です。

片側顔面(へんそくがんめん)けいれんとは?

片側顔面けいれんとは、自分の意思に関係なく、
顔の片側の筋肉だけが勝手にピクピクする病気です。

痙性斜頸(けいせいしゃけい)とは?

痙性斜頸とは、自分の意思に関係なく、
首が勝手に傾く・捻じれる・震えるといった病気です。