顔の右だけ・左だけが
ぴくぴくする…左右非対称で顔が曲がっている
顔面神経麻痺とは
どんな病気?
顔面神経麻痺とは、顔の表情筋に関連する神経が麻痺してしまうことで、顔を動かせなくなる病気のことです。症状が進行すると、味覚や聴覚にも異常が起こるため、日常生活に支障をきたします。
また、治療開始が遅くなると、後遺症が残る可能性が高い疾患です。
顔面神経麻痺はヘルペス・
水疱・帯状疱疹のウイルスが
原因
顔面神経麻痺はヘルペス
・水疱・帯状疱疹の
ウイルスが原因
顔面神経麻痺は、大半は顔面神経の麻痺(末梢性)が原因です。主な原因には、「単純ヘルペスウイルス」「水痘」「帯状疱疹ウイルス」などのウイルスが関係しています。
ウイルスは一度感染すると体内に潜伏しているため、過労や寝不足などでストレスが蓄積すると、免疫力が低下して神経を傷つけるようになります。その他、中耳炎や耳の腫瘍が原因で発症することもあります。
前兆はある!?主な症状
前兆や初期症状について
顔面神経麻痺の前兆は、耳の後ろや下のあたりに感じる痛みです。
目の乾燥や、食べ物や飲み物が口からこぼれるなどといった初期症状と共に、顔の動きに違和感が生じます。
主な症状
顔の神経が麻痺するため、笑顔といった表情を作りにくくなります。また、顔の片方のみに発症することが多く、顔が曲がったような左右非対称の状態になるのも特徴です。
顔面神経は表情筋以外にも、「涙」「唾液の分泌」「味覚」「鼓膜の働き」にも影響を及ぼします。
主な症状は以下の通りです。
- 眉毛やまぶたが下がり、目が乾燥する
- 口が開けられず、笑顔を作れない
- 食べ物が口からこぼれる
- 味覚異常
- 肩こりがあり、めまいがする